「フランケンワインは辛口」というのは本当か?



えく子のQ&A(甘口フランケンワイン編)


Q1.甘口のフランケンワインを増やそうと思った理由は?

えく子 「地元のワインだという事。フランケンにも美味しい甘口が沢山あるからね

みちお 「”フランケンワイン” というと辛口のワインというイメージがありますよね」
えく子 「それは実際にその通りで、私たちもフランケンは辛口を多く仕入れていたよね。
     でも、ドイツのワイン地域全てで辛口も甘口も良質なものが造られているの。
     ドイツは甘口ワインの生産割合がおよそ35~40%と他の国に比べて多いんだけど
     要するに ”バラエティ豊かな味わいのワインを楽しめる国” と言えるわけね」

みちお 「赤白、辛口甘口、どれも美味しいですよね!」
えく子 「そう!それで、ここフランケン地方のワインももっとバラエティ豊かにしたかったの。
     そしたら最近ちょうど私好みの甘口が見つかったのよね」

みちお 「ショイレーベっていうブドウ品種の甘口は僕も大好きです。
     南国フルーツっぽいフルーティな甘さがいいですよねー」
えく子 「最近入荷したのは両方とも(631番、621番)しっかりとした甘口になっているわね。
     上品でくどくなくて、エキゾチックな甘さ」

みちお 「甘口というとフランケン以外の産地の印象がありますが、、、」
えく子 「その印象はちょっと昔のものよー。
     昔と今では辛口の残糖量の基準なんかも変化していて、、、
     以前は糖分が少なくて酸がかなりしっかりしているものが
     フランケンワインだったの」
みちお 「そうなんですねー」

えく子 「それが今の基準では、フランケンワインでも十分飲みやすくて
     上品な辛口も多いのよね」
みちお 「あー、店頭でフランケン辛口を試飲された方も
     ”これで辛口ですか?” ”甘口ではないけど飲みやすいですね”
     なんて言う人も結構いらっしゃいますね」

えく子 「そう。とにかく、この地元のフランケンにも日本にはない
     美味しいワインが沢山あるから紹介したかったの。
     地域への貢献というか。
     これらが今回フランケンの甘口をさらに入荷した理由ね」



Q2.フランケンワインの印象に付いて調べてみたのですが、、、?

えく子 「フランケンワインの印象を変えたいというのはあるわね!
     そもそもそのイメージも日本の輸入業者が
     ”ドイツワインなら甘口!” として大きく宣伝したことが発端にあると思う。
     ”ドイツワインは甘いけど、フランケンワインはドイツでも辛口なんですよ”
     みたいなね」
みちお 「ドイツにいるとそこまで何かが際立って多いという風にも感じませんね」

えく子 「どのくらい ”フランケンと言えば辛口” のイメージが定着しているか
     調べてみた?」
みちお 「はい。まず多くのドイツワイン紹介サイトで
     ”フランケンならば辛口” という感じで書かれていますね」

えく子 「そうかあ」
みちお 「あとは、他店のフランケンワインに対するレビューを見ると
     ”フランケンワインはドライで私の好み。ドイツワインの印象が変わる”
     ”ドイツワインの中にあって甘さが少なく”
     みたいな感想も多くありました」

えく子 「実際はバラエティが豊富なので、それを知ってもらいたいわね」
みちお 「そうですね」

えく子 「たとえば、今回入荷したショイレーベ(631番、621番)は華やかさのある甘口だけど
     これはリースリングの甘口の特徴とも全然違うしね」

みちお 「最近仕入れた商品には、フランケンの貴腐ワインもありますね」
えく子 「あれも本当~~~に美味しいデザートワインよね」
みちお 「ですよね~。実際はフランケンにも色々なワインがありますよね。
     その多くが丸型ボトルに入っているのには珍しさを感じますが」

えく子 「そうそう。小さ目のボックスボイテル(丸型ボトル)というと
     当店で扱っているのはこの貴腐ワインだけだったのよね。
     でも、ちょっと値段は高めだった。
     それが新入荷したアウスレーゼ(631番)は手ごろな値段で
     小さ目のボックスボイテルなのよね。
     ”これぞデザートワイン” と言えるくらい甘いし、そういうところもおススメね」

みちお 「どちらの甘口も同じ畑のショイレーベから造られているので
     飲み比べてみるのも面白いですよね」
えく子 「私たちもそうやって飲み比べてみたわね。
     で、またしてもバラエティの豊富さを実感することになった、と」



Q3.「フランケンの甘口」は日本でどのくらい売られているの?

みちお 「これは、僕が調べてみたのですが、、、
     大手通販サイトでは99%扱いがないといっていいです。
     味で選ぶならまったく無いと言ってよいと思います。
     もちろん当店のような独自サイトで取り扱っているところも
     一部ありますけどね」
えく子 「フランケンワインに辛口のイメージが付くのも無理ない感じね」

みちお 「はい。Googleで ”フランケン 甘口” を検索しても
     検索結果上位4つは全て当店のページでした(笑) ← 2017年3月現在」
えく子 「あらら。そのくらいの浸透度ってことね」

みちお 「ドイツワインといえば甘口のイメージがあるのに対して
     不思議な結果ですよね」
えく子 「当店取り扱いのワイナリーに限らず
     日本でよく知られているフランケンの有名ワイナリーも
     甘口は造っているのにね」

みちお 「日本では売れないってことなんですかね?」
えく子 「でも、当店のお客様に限って言えば全然そんな事も感じないわよね。
     店頭で試飲していただいても、甘い味わいに納得して買ってくださるし」
みちお 「そうですよねー美味しいですもんね」

えく子 「お店がドイツにあって、産地直送できるからこそ
    もっとフランケンワインの実情に合った紹介を心がけていきたいわね!




※上記記事は、2017年3月の情報を基に書かれました。

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