えく子が摘んだ!凍ったブドウによる ”アイスワイン” 級の超熟デザートワイン




<目次>
1、えく子が摘んだ!凍ったブドウによる”アイスワイン”級の超熟デザートワイン  >>> ご注文はこちらから
2、アイスワイン用ブドウ収穫当時のレポート
3、えく子のQ&A(ライスさんに質問編)



1、えく子が摘んだ!凍ったブドウによる”アイスワイン”級の超熟デザートワイン

私たちが貴重な「アイスワイン用のブドウの収穫を体験」してきたのが
今から1年ほど前の2016年1月19日。

この日は予報でアイスワインを収穫できるマイナス7度より気温が低くなる
ということで、えく子とチームにもお誘いがかかったのです。

早朝5時半、ゲアドの運転で
当日週休だったCと私の3人で、ローテンブルグを出発。
寒かった~眠かった~

でも、自然に凍った状態のブドウを手作業で摘み取っている間は
寒さも眠さも忘れていましたよ~



で、その時に私たちも一緒に摘んだブドウを使用したワインがついに完成しました!



結局アイスワインにはならず、超熟ブドウを使用した格付のアウスレーゼになりましたが、
自分たちが摘み取ったブドウを使用したという話を横においておいても
とにかくものすごい美味・コスパの高いデザートワインに仕上がってます!!






ライスさんに聞いた話では
こちらで気温を測った時はマイナス7度だったのですが
管理役所の記録によると ”マイナス6度” の状況下であったため
アイスワインになる条件を満たせなかったんです、、、。
摘み始める時間が少し遅かったことも、多少影響しているかもしれません。

それでこのようにアイスワインよりもずっとお手頃な
【アイスワインになりきれなかった掘り出しモノ】として完成させてみました

とのこと。



、、、ドイツのワイン法って本当に凄く厳しいんですね!


まあ、それだけアイスワインがいかに特別なのかと感じますね。







ちなみにライスさんは昨年、世界最大級のワインコンクールで
ドイツの最優秀生産者に輝くほど品質に信頼のおける造り手さんです。


今回来店してくださった際にも
「ウィーン国際ワインコンクールでドイツの最優秀生産者の称号を取ったからこれを貼ってね」
と、Best Producerメダルシールを持ってきてくださって
店内に陳列してある自分のワインを手にとって嬉しそうにシールを貼っていました。


そのライスさんをして今回のワインは
「特に上質なアウスレーゼ!」と言える出来になりました。



実際、元々アイスワインにしようとしていたくらいな訳で
アイスワインほどの糖度を持っているワインなのです。

もう少し昔だったら「Hochfein,feinste(特に上質なアウスレーゼ)」と
実際にラベルに記載していただろうとのこと。
( でも、こういう風に書くのは今の流行りではないそう(笑) )



飲んでみたら、明らかに普通の甘口アウスレーゼよりも甘くて美味しい!!



ウソ!これでアイスワインじゃないの!?」と感動!!

しかも甘ったるくなくて、良い感じで酸味もあるので全く嫌味がない。
ウワーッとくるようなアプリコット、桃のしっかりした香り。
梨のコンポート、森のハチミツのような味わいで非常にジューシー。


みんな大絶賛で5人で1瓶をすぐに空にしてしまいました!!


「私たちの摘んだあのブドウからこんなに美味しいワインが出来るなんて、、、!」
むしろこのレベルでアイスワインじゃないなんて、、、!



とにかく今回は、アイスワインほど値段が高くなくて
アイスワイン級のものが飲める商品が出来上がったわけで。

相当お買い得です!コスパ抜群!!


と同時に、アイスワインが出来たらこれより凄いのか!
という今後の期待もありますが。




さーーーて
「えく子が摘んだ凍ったブドウによる超熟デザートワイン」
だからという訳ではありませんが、本当に良い味わいですので
いつものワインより真心が?身近な日本人の心が?入っていると思ってお試しあれ!

絶対に後悔しない内容となってますーーー


なお、農家にある在庫は「現時点でもうすでに60本だけ」とのことで
早い者勝ちの特別商品となっております!


お見逃しなく!



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ライス家 シルバーナー種 アウスレーゼ 白甘口デザートワイン(831番)
(値段:24.90 €)





2、アイスワイン用ブドウ収穫当時のレポート



「火曜日にアイスワインの収穫をするので、良かったらどう?」という申し出を受け
朝4時起き、ローテンブルクは5時45分に出発!という強行軍で
ヴュルツブルクのライス家に7時前に到着しました。

畑ではみんなハサミとバケツを渡され、トラクター?の明かりを頼りに、手早く収穫していきます。
小一時間ほどで収穫がおわり、その頃には空も薄っすらと明るくなっていました。

ブドウはすぐにプレスするために倉庫に運ばれ、私たちはその間に朝ごはんを頂きました。


その後プレスしている機械を見せてもらいました。
果汁は少しずつ丁寧に絞り出し、約100Lになるそうです。

ここからアイスワインを作る工程になるので、完成までには更に量も減るわけで、、、
実際何本のアイスワインが出来上がるのか!

暖冬の影響もあるので、これからも生産量は減る一方と言われているドイツのアイスワイン。
「リスクが高くても、美味しいものを作りたい」という熱い思いを持った農家さんたちがいるからこそ
今日まで失われずにあるのだなぁと感動した一日でした


(2016年1月19日 ものすごく寒い日)


(注)当時はアイスワインを造るという話でした





3、えく子のQ&A(ライスさんに質問編)



Q1.ズバリ。2016年産のアイスワインを造られたのですか?

ライス 「はい。今造っているところで、5月には完成の予定です

えく子 「おおおーそれは素晴らしい。今年は昨年と違って
     マイナス7度以下の日にブドウの収穫が出来たということですね」
ライス 「そうです。ただし、2016年~2017年の年末年始に収穫する機会は
     3回あったのですが、アイスワイン用の基準をクリアした
     ブドウが採れたのは2回だけでした。
     そのうちの1回はまさにこちらのお店のスタッフが
     お手伝いに来てくださった1月6日です」

えく子 「お!つまり、今度こそ私たちの摘んだブドウによる
     アイスワインが出来る
ということですね」
ライス 「そうですね~」

えく子 「ちなみにどんな種類のブドウがアイスワインになるのですか?」
ライス 「はい。今回採れたのは、シルバーナーとリースリングですね」

えく子 「出来上がったらすぐ教えてくださいね!」
ライス 「わかりました(笑)」
     


Q2.今回入荷したシルバーナー アウスレーゼについて、さらに、、、

えく子 「ちょっとお伺いしたいのですが。
     今回のアウスレーゼは "3ヶ月間木樽で醸造した"
     資料に書かれていたのですがそれって何が特別なのでしょうか?」

ライス 「えーっと、まず、フランケンのデザートワインはステンレスタンクでの熟成が一般的です」
えく子 「そうなんですね」

ライス 「ただし、ライス家ではたまにワインに更なるパンチを求めたいという理由で
     木樽での熟成を試みることがあります」
えく子 「なるほど、ちなみにライスさんの求めるパンチとは
     具体的にはどのようなものなのでしょうか?」

ライス 「ワインが木(樽)に触れ合うことによって
     特別(上等)なフルーツのアロマが得られます。

     それは例えば洋ナシや南国フルーツのようなニュアンスです。
     さらにハチミツやナッツの香りも構成されますね」
えく子 「ふむふむ」
ライス 「それから、味わいにはミネラル感と複雑さも加わります
えく子 「なるほど」

ライス 「これらの特徴が現れると、パンチが加わったなという事です」
えく子 「木樽醸造によって、そんな変化が生まれるんですねー」

ライス 「はい。ちなみに、デザートワインで有名なフランスのソーテルヌでは
     すべてのワインが木樽で熟成されるんですよ」
えく子 「おおー、ドイツと同じく世界三大貴腐ワインが造られるあの産地で、ですか」

えく子 「色々わかりました。木樽醸造っているのは、そういう意味があったんですね。
     さて、今回は様々なお話を聞かせていただいてありがとうございました!」



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