14.グラスの中の結晶

高級で長期間保存されていたワインの瓶をかざしてみると底のほうに、小さくて白く輝く結晶を見つけることがあります。砂のようにさらさらと動きます。

ワインを良く知っている人はその結晶を見つけると、高品質の証しとして喜ぶものです。

この結晶は“酒石”とも呼ばれます。ブドウが熟しているほど酒石酸の量が多く、そしてブドウの実が木にぶら下がっている期間が長ければ長いほど、地中からカリウムなどのミネラル分を吸収する期間も長いわけです。ブドウの絞り汁あるいはワインの中で、カリウムと酒石酸が出会って酒石になります。

酒石のはいったワインをグラスに注ぐときは、グラスの中に酒石が入らないように注意深く注いでください。酒石はワインの味、透き通ったつや、色などを損なうものではありません。

これはそのワインが成熟した甘さの他に酸をたっぷり含んでいたことを示し、ワインが長い間新鮮であることを意味するのです。


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